Interview with Dr. Susan Wood on the FDA and Plan B. @ NEJM

[7m27s 2005-10-19]
モーニングアフターピルと呼ばれる緊急避妊薬(Plan B emergency contraception)の認可に関しての話題です。FDAの科学諮問委員会では認可するという判断が大差でなされたが、最終的には認可される判断が先送りになったことで、薬の安全性や効果について科学的に判断を行うのが指名であるFDAの中で、政治・イデオロギーによって判断が行われたのではないか、ということで問題になりました。具体的なニュースとして、FDAのOffice of Women's Healthで評価にかかわったDr. Susan Woodが抗議の意味で辞任したということがトピックとなったようです。
このピルは、性交後に服用してもピル(contraception)としての効果がある薬です。医師の処方がなければ購入することができません。これを、OTC薬(over the counter、処方なしで薬局などで購入できる)として認可するかどうか、というのが今回の対象となった判断です。
最初のエピソードでは、このトピックについての討論です。2番目のエピソードでは、Dr. Susan Wood自身が、New England Journal of Medicineに投稿した論文に関連して今回の背景について語っています。どちらも、認可されなかったことについてagainst-FDAの立場のエピソードとなっています。
具体的内容としては大きくことなりますが(対立の背景もことなりますが)、科学的判断と、政治的(宗教的・経済的)判断とが対立して問題となっているトピックとして日本におけるアメリカ牛肉輸入解禁と似ているかな?と思いました。