癌治療法選択診断 http://edcorner.stanford.edu/podcasting.shtml:Title=Kim Popovits, President & COO, Genomic Health, Inc. @ Entrepreneurial Thought Leaders Podcast

  • スタンフォード大学の授業"Entrepreneurial Thought Leaders"のWinter Quarter 2006, Feb. 8
  • すぐに聞きたい方は ⇒ http://www.stanford.edu/group/edcorner/uploads/podcast/popovits060208.mp3:Title=こちら (ちょっと長いです。質疑応答いれて約50分)
  • Ms. Kim Popovitsのhttp://etl.stanford.edu/handouts/0506_win_speakerbio/KimPopovits.htm:Title=経歴
  • Genomic Healthのホームページ: http://www.genomichealth.com/
  • http://www.kwn-rmn.jp/cgi-bin/taiho/news.cgi?mode=jpview&num=1608:Title=Genomic Healthの癌検査がMedicare保険適用となることを発表 @ Reuter Oncology News
  • まだ1回しか聞くことができていませんが、ためになる講演です。ちゃんと内容が聞き取れるように、これから何回も聞こうと思います。
  • この会社が提供しているOncotype DX™というような、癌治療法を選択するための診断薬(今回は乳癌)というものが、すでに認可されているとのこと、まったく知りませんでした。上記のReuter Oncology Newsによると(このpodcastのエピソード中でも触れられていたが)、検査料は$3,400とのこと。ただし、これだけ費用をかけても、早期に最善の癌治療法を選択できれば、不必要な治療を行ってしまうことによる損出、そしてそのことによるQOLへのマイナスの影響などを考えれば安いと考えるべきなのかも知れません。Ms. Kim Popovitsは、いかにこの検査がそれだけ高い費用がかかっても価値ある検査であるか、ということを保険会社などに納得してもらうというような仕事を担当しているそうです(聞き間違いではないと思いますが、、)。
  • 講演のなかで、Ms. Kim Popovitsがくり返し言っていて印象にのこったことは、「(問題が出てきた時は)患者にとって何が最善か、という基準で判断する」というような内容のことです。この「最善」ということの意味するところは、各人・各会社の考え方・視点・観点によって大きくことなります。たとえば、ある薬を非常に安価に提供することが最善であるという考え方もあれば、一方である程度の金額にして製薬会社に次の薬の開発の意欲を持たせることが長い期間で考えれば最善であるとも言うことができます。どちらにしても、医療にたずさわる者であれば、自分なりの視点でもよいので、「患者にとって何が最善か?」という価値判断を日常の重要な指針として仕事をできるようになりたいものです。