Genetics Update - HapMap / Garbage @ Science Friday

今すぐ聴きたい方は⇒こちら [23m58s 2005-10-28]
最初の紹介は、先日Natureで報告がありました、nternational HapMap Projectについてです。約30分ぐらいで、若干長いです。
ハップマッププロジェクトによって、遺伝的な個体差を調べるための塩基配列多型発見のツールを手に入れることになります。このツールを駆使することにより、個々人の遺伝的バックグラウンドに即した病気の診断や予防や治療、すなわちテーラーメード医療への扉が開かれたことになります。2002年に発表があったヒトゲノム解析がGenome Projectとすると、これからWeb2.0ならぬGenome2.0が始まるといえるのではないでしょうか。
話の最後の方で、遺伝情報の扱いについてコメントがあります。幹細胞の問題などライフサイエンスの世界は生物学という範疇から広く社会的な問題になりつつあります。7〜8年ほど前、米国の著名な大学で、分子生物学が教養の必須の授業になったと聞いたことがあります。今の学生がITツールを使うことが必須となってきているように、今後はライフサイエンスの基礎知識が今後の社会の中で生きていくために必須となる時代になってくるのでしょう。